卒業制作を終えての感想
発表など含む卒制に関わる全てが終わった。
危惧していた教授達を前にした発表も、特に変な質問が来ることもなく難なく終了した。やりきったという達成感よりも、やっとこのテーマから解放されたという思いの方が大きい。
以前の記事でも述べたが、この一年を振り返ると、ゼミの呪縛に縛られっぱなしで、それが足枷となって掴むことができなかったチャンスもあるし、一方でゼミのプロジェクトも自身の研究も上手くいかないばっかりだった。
最後の発表も、私は直前までまとめ方に迷い、ゼミの先輩・同期・後輩に大いに助けてもらいながら、なんとか漕ぎつけた。ゼミメンバーの力を借りながら、作業をしていたら、なんだかふと、私はやっとゼミの一員になれたんだという気がした。
私は誰かに頼ることが基本苦手だ。誰かに恩返しをするということが苦手で、他人に貸しをつくりたくない。だから自分で全部できるように努力してきたし、他人のアドバイスですら、鵜呑みにするのは嫌だった。そこには全部自分でできるというプライドがあった。
しかしそんなプライドは捨てて、誰かに頼ってみると、こんなにもスラっと進むのかということを実感した。失敗だらけのゼミ活動ではあったが最後の最後に誰かに頼るということを学べたことはよかったのかもしれない。お世話になったゼミメンバーにはきちんと恩返しをしたいと思うし、そういった関係をつくれたことが最後の最後に自分もこのゼミの一員なんだという実感を得られた理由なのかもしれない。