小さな人生の決断
今日は午前中大学でちょっと用事を終わらせたあと、午後からとある展覧会に行こうとしていた。
その展覧会の会期は今日まで。
ちょっと気になっていたので時間空いたら絶対行こうと思っていたら最終日にしてやっとチャンスが巡ってきた。
どんな面白い作品が待っているのだろうとワクワクしながら電車に乗っていたら、ふと午前中の用事でやり残していたことに気づく。大学からの振込依頼書(5000円くらい)を書き忘れていた・・・・。
書き忘れたところで自分にお金が入ってこないだけなので誰に迷惑がかかるわけでもないが5000円はちょっと痛い。
でも一度大学にもどれば、確実に展覧会に行く時間はない・・・・。
どうしようかとまよった挙句、大学にもどることに。
こういったほんの一瞬の決断で、人が今後どんな人生をおくるかわかってしまう気がする。
今回でいえば
・5000円を捨て、楽しみにしていた展覧会に行く
→損はするもののそれと同時に得もする。
・展覧会に行かず、5000円を手に入れる
→リスクをさけ、±0をとる。
の2択だ。
自分は基本的にリスクを恐れる人間だ、だからこそリスクを無視し、楽しいと思った方向へむかう破天荒な生き方にあこがれる。
(5000円なんて働けばあとからいくらでも手に入る、展覧会に行くべきだ、!)
最初はそう思っていたもののいざ決心するとふんぎりがつかない。その展覧会にそんなに価値があるのかとSNSでなんとなしにその展覧会の様子をみて、結局大学に戻ったのだった・・・。
自分のなんと堅実であることよ・・・。これでたとえ展覧会に行ったとしてもそれは展覧会の価値と5000円を天秤にかけ、展覧会が勝っただけのこと。もっと純粋な楽しさとかワクワクとかそういった自分の心情を大事にしたいと思っているのになかなかうまくいかない。
きっとこういった地道なところの選択から生き方が変わってしまうのだから、せめてこういった地味で小さなところくらいは自分の目指すべき生き方をしたい。