一人ぼっちで引きこもり
久々に一日何もなかった、雨だしずっと家に引きこもり。
先日、なんの前触れもなく「N・H・Kにようこそ!」というアニメのセリフが頭に浮かんだ。
あらすじは、、、、
大学を中退して引きこもってる主人公・佐藤くんのもとに、引きこもりを治してあげるという謎の少女・岬ちゃんが現れ、「プロジェクト」と称して、佐藤くんにカウンセリングを施す。岬ちゃんの真意は不明だが、佐藤くんは岬ちゃんのカウンセリングを受けるのだが......。
って感じ。全24話の中で佐藤くんがマルチ商法に引っかかったり、自殺オフ会にひょんなことから参加してしまったりと、ほんとに引きこもりの話なのかっていうくらい山あり谷ありのストーリー。
高2の時だったか初めて見た時から、どはまりして何周したかわからほど視聴している。ストーリーもさることながら岬ちゃんがかわいいのだ。
浮かんだセリフはアニメの終盤、岬ちゃんずっと一緒にいてほしいというお願いを佐藤くんが断るシーンだ
佐藤「だめだ!.....」
岬「どうして?.... 佐藤君にはもう私しかいないんだよ......このままじゃずっと一人ぼっちなんだよ.....」
(中略)
岬「ねぇ....さみしくないの?....」
佐藤「寂しくないさ.....」
岬「私は......私は....さみしいよ!!......」
佐藤「俺は....さみしくないっ..........!」
岬「嘘つきぃ!......」
(一部改変)
実は岬ちゃんのお願いは純粋な告白などではない、自分が一人ぼっちでさみしいから、同じく一人ぼっちの佐藤くんを見つけ、一緒にいて一人ぼっちのさみしさを紛らわそうという、ただそれだけの虚しいお願い。
特に最後の「私は.....寂しいよ!!」の部分が頭から離れない。
一人ぼっちは寂しい。当たり前だ。
でも心の一部では人を拒絶している。人に会いたくない。一人にしてほしい。
ここでの佐藤くんはそういった矛盾する二つの感情だったりプライドだったりがごちゃまぜになっているのだろう。
1人の世界なら自分が神となれるのだから、心地よい。でも誰にも見てもらえない、誰にもかまってもらえない。
今日みたいな一人ぼっちで引きこもりの日が続いてほしいと夢想するけど、きっとそれもよくないんだろうな。
せっかくだからまた「N・H・Kにようこそ!」見よう。
今日の落書き blue